お肉が美味しく焼けそうな鉄板がやってきた。
これはもう、見た瞬間に分かるやつ。
「ああ、これは絶対に肉がうまく焼けるな」と。
本当は鉄板工房で購入を検討していました。
ところが思いがけず、お客さんから13ミリの超極厚鉄板を頂くことに。
そのお客さんは、プラスチック成形用の金型屋さん。
金属の塊と日々向き合っているプロ中のプロです。
社長さんもBBQ好きらしく、
「肉をうまく焼きたいなら、とにかく厚い鉄板にしなさい」と一言。
説得力が違う。
「ちょうど厚めの鉄板があるから、持っていっていいよ」
そんな軽いノリで出てきたのが、この13ミリ。
エッジはグラインダーでC面取り。
手を切らないように、でも無骨さは残した仕上げ。
持ち上げた瞬間、ズッシリ。
腕より先に、腰が反応します。
これはもう、どんな肉でも受け止める覚悟の重さ。

まずは家で下準備。
サンダーで表面の錆を落として、ベランダにツーバーナーを設置。
シーズニング開始。
鉄板がじわじわ色づき、煙が立ち始めたところでオリーブオイル。
……と思った瞬間。
キッチンペーパーが一瞬で燃えた。
怖っ!!
極厚のパワー、容赦なし。
しかもこの鉄板、いったん熱が入るとまったく冷えない。
熱を溜め込んで、逃がさない。
ちょっとした蓄熱兵器です。
撤収日の朝に使うのは、正直ちょっと怖い。
チェックアウトまでに冷えなかったらどうしよう、なんて考えてしまう。
でもそれだけ、頼もしい。
実際に火を入れてみると、この13ミリ鉄板の本領が分かります。
しっかり予熱した鉄板に肉を置いた瞬間、
焼き音の勢いがまったく落ちない。
ジュッ…ではなく、最初から最後までジュワァァ。
肉を乗せたことで温度が下がる気配がなく、
むしろ鉄板に焼かれている感覚。
表面の焼き色も異常に早い。
触っていないのに、もう完成形の色。
それでいて、焦げない。
薄い鉄板だと焼いている途中で肉汁がにじみ出ますが、
この鉄板は違いました。
肉汁が外に出る前に、表面が一気に焼き固められる。
切った瞬間に、初めてあふれる肉汁。
これは……ちょっと反則です。
13ミリ鉄板はオーバースペック?
ネットを見ていると、市販されている鉄板は
9ミリ厚が主流のようです。
でも、ステーキハウスの鉄板はもっと厚い。
あの焼き上がりを思い出すと、答えはだいたい見えてきます。
正直、ソロキャンプにはオーバースペック。
重いし、取り回しも楽ではありません。
それでも、この焼き上がりを知ってしまうと、
もう戻れない。
実用性より、満足度が勝つ鉄板。
あのお肉が、キャンプ場で食べられるってことですよ。
シャキシャキのもやし炒め。
ガーリックライス。
餃子も焼きたい。
目玉焼きもいい。
焼き物が、確実に楽しくなる。
次のキャンプは、肉で決まり。
そして、さらに厚い20ミリの鉄板がやってきた。
溶岩プレートも肉がおいしく焼けるのです。